加工負荷監視と不意のミスからの主軸保護
KOMET®ツールスコープ
切削抵抗の監視・分析・記録システムとそれを活かしたアプリケーションのご紹介。
▪衝突監視アプリは不意のミスから主軸を守ります。
モジュールタイプの加工抵抗監視システム
加工設備の通信システムに取り付けて切削抵抗を監視し続けます。
X・Y・Zの切削抵抗値を測定する測定システムとの違い:治具・ワークの大きさや形状にとらわれずリアルタイムのデータ収集・蓄積・記録が可能です。
ツールスコープ アプリケーションの一覧
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TS-PMアプリ
ツールと加工プロセスの監視でトルク上限値と下限値を設定します。
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TS-WEARアプリ
トルク値の変化を監視し、適切な工具寿命設定のサポートをします。
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TS-AFCアプリ
加工抵抗を均一化させるために自動的に送りを変化させます。
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TS-Cloudアプリ
様々なデータの自動的な保存・参照ができます。
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CD-xDimアプリ
万が一の際の衝突監視で、主軸のダメージを軽減します。
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TS-TCLogアプリ
ツール交換時のログを記録します。
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TS-CMアプリ
加工機の状態を常に監視。
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主なアプリケーションの機能のご説明
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TS-PMアプリ
切削抵抗と加工プロセスを監視し、数回の加工で適切な抵抗値を自己学習します。そのデータと比べて加工負荷が高すぎる、もしくは低すぎるような異常が発生した場合には、加工をストップさせます。
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TS-WEARアプリ
適切な工具の寿命はどの程度か?を判断するためのトルク値の変化を記録します。工具交換のタイミングを、データを基に判断することが出来ます。
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TS-AFCアプリ
自己学習により切削抵抗を均一化するように送りを自動で調整します。低抵抗部分では送りが上がり、高抵抗部分では送りが下がるため、粗加工における断続加工に有効です。加工能率の改善、工具やスピンドルの寿命延長に役立ちます。
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CD-xDimアプリ
主軸がぶつかった際の過負荷を、加工設備のシステムと比べて最大で150倍速く検知。ツールスコープ側から停止信号を割り込ませることで主軸のダメージを最小化します。
実験動画:https://youtu.be/VlAQtwWDTiI
製品詳細PDF
https://www.toolscope.de/fileadmin/user_upload/9_downloads/informationen/toolscope/JP_ToolScope-Assistance-system.pdf
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データを基にした改善
実データをベースにした加工改善の可視化
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問題を
最小限にトルク値の最大値と最小値を設定し工具破損の検知。万が一の衝突監視も備えています
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専門家によるサービス
専門の営業と技術者による運用・保守サービス。
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微小加工や低抵抗加工は不向き
加工状況によっては抵抗を適切に感知することが難しい場合があります。