How to Use EWS -EWSのツカイカタ-
概要
切削工具とは違ったアプローチが必要となる、タレット旋盤用ホルダー(固定式/回転式)。
加工機の一部として認識されがちなツールですが、Cominix取り扱いのEWSが、この分野の専業メーカーとなります。
今回は、導入のためのPRポイントや選定方法についてご説明。
この記事と動画をご覧いただければ、タレット旋盤用ホルダーの9割は大丈夫です。
そもそもタレット旋盤用ホルダーって?
タレット旋盤において、切削工具を機械に取り付けるためのホルダーで、
マシニングセンターでのツーリング(チャック)のような役割を果たすツールです。
ダイレクトモーター式のタレット旋盤ではタレット内部に工具回転用モーターが入っており、
加工ポジションになるとタレット内部のモーターのシャフトと旋盤用回転ホルダー(ドリブンツール)の後端が噛み合い、ミーリング加工が出来るようになります。
※内部モーター画像はイメージです。
◆旋盤加工機ですので、角バイトや溝入れ用 固定式ツールホルダーも必要です。
EWSは固定式ホルダーも様々なラインナップがあります。
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こちらもあわせてご覧ください。旋盤用ミーリング工具交換の効率化 EWS Varia
旋盤用ミーリングユニットの修理 鬼頭精器
旋盤用ホルダーのご提案ケース
日本では、機械メーカーが設備導入時にパッケージで販売。
メリット:
・選定に手間がかからず、楽。
デメリット:
・ホルダーの種類が少ないため対応できる仕事範囲が限定的になったり、切削工具の方に加工負荷のシワ寄せがいく場合も。
例)ツールホルダーの問題でギリギリまで工具がアプローチ出来ない為、工具全長が長くなる。内部給油が使えない etc...
→想定よりも加工能率ダウン & 寿命が伸びず工具費増加
・修理対応に不満が出がち
→価格や納期のご対応が難しく、新品のご購入を薦められることも。
Cominixからのご提案
工具集約や切削加工に最適なツール選択のため、固定式ホルダーやドリブンツールの一部をご提案させて下さい。
メリット:
・工具選定に手間がかからず、楽なのは変わらない。
・切削工具のパフォーマンスを最大限発揮できる環境を実現できる
・日本国内で修理対応できる。
・ランニングコストの削減。
デメリット:
・2社とのすり合わせが必要。
→機械メーカー様とご一緒させて頂きますのでご安心ください。
具体的なEWSの導入メリット -製品説明-
外部給油を内部給油化
◆回転式ホルダー(ドリブンツール)
機械メーカー様では非対応の場合がある内部給油が、EWSでは標準的なラインナップ
◆固定式ホルダー
標準ホルダー(外部給油)を、クランプ下部の溝部分からの内部給油式に
オフセット仕様
通常のアキシャルヘッドを、アキシャルオフセットホルダーに変えると...
通常では干渉の問題で近づくことが出来ない部分にアプローチしてミーリング加工。
オフセット無しをご使用されていて切削工具の突き出しを長くしている場合、オフセットホルダーの導入で工具単価の改善や工具寿命upを見込めます。
Varia システム
1種類のドリブンツールホルダーに、様々な工具を適用できるシステム。
ドリブンツールを外すことなくコレットやミーリングアーバー自体を簡単に着脱できるため、段取り替えの多い加工機でオススメです。
その他 様々なご要望にお応えできるラインナップ
ツインヘッド 角バイトホルダー / ツインヘッド ボーリングバイトホルダー
アキシャルツインヘッド / 重切削ミーリング用 4:1減速回転システム
ラジアルVariaツインヘッド / ラジアル両頭ヘッド
ユニバーサルアングルヘッド / マルチスピンドルヘッド
この記事のまとめ動画
動画後半はEWSのwebサイトを使ったホルダー選定方法をご紹介しています